最新刊を読む 映画のコミック版が待望の発売
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2022年10月14日から劇場版映画『カラダ探し』が公開中です。
本作「カラダ探し 異」は映画をもとにした新作ストーリーです。
「カラダ探し」「カラダ探し 解」に続くシリーズ3作品目であり、実に約三年半ぶりの新シーズンになります。
もともとのファンはもちろん、映画を見る前の予習、そして映画を見た後の振り返りとしてオススメです。
作品は2022年9月24日から少年ジャンプ＋で公開中で、待望のコミック第1巻が11月4日に発売！気になる方はチェックしてみて下さい。
本記事では「カラダ探し 異」とシーズン1,2との違いとあらすじを紹介します。
シリーズ3：カラダ探し 異（ネタバレ含みます！）
内容は第20話公開時点での情報です。
映画内容を含め、より詳細を知りたい場合は下記で紹介しています。
シリーズ1,2との違い① ：基本ルール
まずシリーズ1,2との大きな違いは、カラダ探しのルールです。
映画公式サイトで公開されているルールは以下の7つです。
1.午前0時スタート
2.学校で行われる
3.“赤い人”が現れる
4.カラダをすべて見つけろ
5.見つけるまで終わらない
6.死んだら、永遠に同じ日を繰り返す
7.成 したら がきえる
7番目のルールのみ穴食いではっきりとは分かりません。この辺は映画を観て初めて分かる感じですね。
前作では上記以外にも色々なルールがありますが、映画でどこまで詳細を詰めているかは見所の一つだと思います。
基本ルールで異なる部分は下記
カラダを収める棺桶が
（前作）ホール→（カラダ探し異）礼拝堂
に変更してます。
違い② ：赤い人のルール
映画で公開されているルールは全て基本ルールのみで、赤い人に関しては書いてありません。
ですが、前作から読んでいる方はご存知の通り「赤い人」にも多くのルールがあります。
カラダ探し異では、赤い人はカラダ探し中に現れて見つかったら殺される、というくらいです。
●（前作）赤い人は歌を歌う。見つかるとしがみつかれる。歌い終わった時点で殺される。
→（異）ルール無し。歌は歌わず「あぁぁぁ…」という、うめき声と足音で接近に気付く。見つかった時点で殺しに来る。
●（前作）赤い人を見たら振り返ってはいけない。振り返ったら赤い人が現れ殺される。
→（異）ルール無し。振り返っても赤い人は現れない。
●赤い人の所在は校内放送で知らされる。
→（異）ルール無し。校内放送が無く現れる。
●赤い人はウサギのぬいぐるみを持っている
→（異）ウサギではないが、ぬいぐるみは持っている。
歌が聞こえてくる恐怖を是非と実写で再現して欲しいですが…異で歌は無いです。
また、歌い終わるまでの猶予時間が無いのと振り返ったら現れるルールが無いのは残念。
見つかってもとにかくカラダを棺桶に収めるため、しがみつかれながらも棺桶に向かったり、仲間を助けるために振り返って赤い人を呼び寄せたり。
そういうルールを駆使したからこそのハラハラドキドキ感が楽しかった部分でもありました。
映画でそこまで再現するには時間が足りないというところでしょうか。
「カラダ探し 異」あらすじ、レビュー（ネタバレ含みます！）
第一話：カラダ探しスタート
主人公の明日香はある出来事がきっかけでクラスでは見えない存在として無視され、お昼ご飯も一人で学校の礼拝堂付近で食べていた。
そんな時、目の前にある古井戸から真っ赤に染まった無数の手が現れる。逃げる様に移動した明日香は、学校の裏に何かを埋める不気味な八代先生を見つける。
そして背後には何処からか現れた少女が佇み、「私のカラダ サガシテ」と不気味に囁く。
そして深夜0時、目が覚めると明日香はクラスメイトの5人と学校の礼拝堂にいた。
●「伊勢高広」…明日香の幼なじみ。バスケ部キャプテン。クラスでも人気者。
●「柊留美子」…サバサバ系ギャル風女子。気が強そうだが実は仲間思いでピュア。
●「清宮篤史」…シリーズ3新キャラ！高広と同じバスケ部だが、怪我がきっかけで不登校に。
●「浦西翔太」…いじめられっ子。カラダ探しについて調べる。
●「鳴戸理恵」…学級委員長でクラスでも人気。臆病な性格。
1日目は何も出来ないまま「赤い人」に見つかり全員無惨に殺されてしまう。
「レビュー」
主人公の明日香を始め、キャラ達の立ち位置が違ってます。
そして、新キャラの清宮篤史が登場！
前作では初日は訳も分からずあっさり赤い人に殺される感じでしたが、今回は一人づつしっかり描かれ赤い人の恐怖を印象付けられます。
そして、八代先生が相変わらず不気味。今作も重要なポジションだと感じさせます。
第二話：二日目、7つ目のルール「消えた」匂わせ
カラダ探しを依頼された日の朝に戻る。
カラダを探し終えるまで明日は来ず、永遠に“今日”を繰り返すことを知る。
そして0時、またカラダ探しが始まる。クラスでは無視されている明日香に高広は昔と変わらない態度で接し、一緒に探す。
第三話：水槽に腕を見つける
準備室の水槽に浮かぶカラダ「右腕」を見つける。
しかしその直後赤い人が近づいてくる気配が。高広は腕を明日香に預け自分は囮に残る。
しかし執拗に追いかけてくる赤い人、シャッターで阻むも留美子が捕まったのを助ける明日香は「右腕」を理恵に託す。
第四話：6人の関係性に変化
理恵が右腕を棺桶に収めることに成功。
同じ日の中にも変化が訪れるのに加えて6人の関係性も変わる。
理恵と留美子は明日香に話しかけるようになり、放課後パフェを楽しむように。
そんな中、翔太は図書室で赤い人の新聞記事を見つける。
第五話：プール、遊園地
女子3人がプールでカラダを探しています。
そこに赤い人が近づいてくる気配を感じ、プールに潜って隠れる3人。上手く行ったと思ったのも束の間、3人とも赤い人に殺される。
この日は1つもカラダを見つけられないまま終わる。
そして図書室に集まった篤史以外のメンバーは明日香と高広が幼馴染だと知る。高広は昔行った遊園地について話そうとするが…。
翔太は新聞記事を見つけた事をみんなに伝える。そして何と赤い人の攻略方法があると言って…！
第六話：放送室でロックンローラー作戦
赤い人の過去の事件の話。
翔太は赤い人は自分たちが立てる物音に反応していると予想し、放送室からロック音楽を爆音で流すことを提案する。
また、電気の付けた体育館に高広が一人が囮として赤い人を呼び寄せ時間稼ぎしている間に他のメンバーはカラダを探す。
第七話：小野山美子の過去
赤い人「小野山美子」は病弱でいつも一人だった。そんな彼女の友達がいつも一緒に抱えている人形。
ロックンロール作戦でカラダ探しは順調に進む。そんなみんなの姿を見て篤司の心境にも変化が…。
第八話：篤司もカラダ探しに参戦
みんなが作戦を練りながら協力しカラダを集める姿を見て、遂に篤司もカラダ探しに参戦する。
運動神経の良い篤司が加わったことでカラダ探しも一気に進む。
第九話：頭が見つからない
順調にカラダを集めることに成功し、残すところ頭部のみとなる。しかし、校舎内をくまなく探してもどこにも見つからない…。果たして最後の一つ、頭部はどこに隠されているのか！？
一方で日中は海に来て皆んなで青春。若いって素晴らしい。
第十話：明日香と高広の恋愛進展、小野山邸へ！
高広はバスケをすることのは明日香に格好つけたいためだったと告白する。また、推薦を断った理由は篤司に対してそんな自分の動機が恥ずかしくなったためだった。
明日香は水泳大会に風邪で休んだことがクラスで無視されている理由だと告げる。二人はお互いを大切に思い思われていたことを知る。
また、最後のパーツ「頭」を見つけるヒントを探すため、赤い人こと小野山美子が殺害された小野山邸へ行くことを決める…。
第十一話：赤い人が持つエミリー人形を発見
カラダ探し13日目…。見逃しそうな場所も二度探したが最後のパーツ「頭部」が見つからない。
何かしらのヒントを求め、小野山邸に向かう一行。そこには幸せそうに写る家族写真があり、美子はカラダ探しのときも毎夜持ち歩いているエミリー人形を抱いていた。
殺害現場である部屋に隠し部屋を見つける高広、その中には持ち主を失った血だらけのエミリー人形があった…。
第十二話：頭部はエミリー人形の中！？
隠し部屋に血だらけのエミリー人形を見つけたが、突然扉が閉まる音に驚いていた隙に消えていた。
明日香はカラダ探し3日目に赤い人にプールで襲われたとき、エミリー人形が頭から沈んでいたことを思い出す。そして、もしかしたら頭部はエミリー人形の中に隠されているのではないかと考える。
それを聞いた篤司は高広と二人で赤い人を引きつけ、人形を奪う作戦を立てる。残りの四人で人形から頭部を取り出し、棺桶に収めることに。
作戦決行の時、礼拝堂で待つ六人の前に現れたのは赤い人ではなく…！？
第十三話：化け物
エリミー人形奪還作戦を立てた6人の前に現れたのは赤い人ではなく巨大な怪物だった。
とても勝ち目がないと悟ったため全員で逃げるも、留美子と篤司、翔太は崩壊した建物やガラスの下敷きになって死んでしまう。
生き残った3人は教室に隠れるも追いつかれてしまい…。
第十四話：理恵が食べられる
化け物はまるで、赤い人とエリミー人形が融合したような姿だった。
化け物は高広を殺したあと理恵と明日香に襲いかかる。明日香が横にいた理恵を見ると、なんと化け物は理恵を食べ殺していた。
必死に逃げる明日香だったが、ベランダから落ち死んでしまう。
目が覚めた“今日”はこれまでとは違う変化がおきていて…！？
第十五話：存在が消える
今日に戻っても理恵の姿は無かった。また、クラスメイトの誰もが理恵の存在を忘れていた。
どうやら化け物に食べられてしまうと、存在自体が消えてしまうことを知った留美子は絶望してしまう。
それでもカラダ探しを終わらせれば理恵も帰ってくることを信じて明日香が向かった先は、八代先生の元だった。
第十六話：記憶が消える
八代先生は高校3年生の時にカラダ探しをした断片的な記憶があるが、はっきりとは思い出せないようだった。
どうやら、『カラダ探しが終わるとカラダ探しをしていた記憶はなくなる』らしい。
最後のカラダは化け物の頭部の中にあると狙いを定め一致団結する皆んなだが、大切な仲間との記憶が消えてしまうことを知った明日香は複雑な表情を浮かべる。
第十七話：俺は忘れない
八代先生の話を聞いて浮かない表情の明日香に気付いた高広は理由を聞く。
高広はネクタイピンを明日香に渡し、明日香を絶対に守る事、もし消えても絶対に思い出して探し出すことを約束する。
第十八話：作戦開始
化け物を柱に括り付けるため、工作室で準備を進める。
徐々に化け物が近づいてくる音がするが、入り口ではなく天井を突き破って入ってきて…
第十九話：翔太食べられる
化け物に捕まれた留美子を助けた翔太だったが、化け物に捕まり食べられてしまう。
篤史と高広が協力し、何とか化け物を柱に追い込むことに成功するが…。
第二十話：反撃開始
柱に括り付けようとするが、なかなか上手くいかない。
そんな中明日香が捕まってしまうが、留美子が助けに入る。
第二十一話：遂に最後のカラダ発見
留美子、篤史も食べられてしまう中、高広は化け物の頭を切り裂くことに成功する。
中からは最後のカラダである頭が出てきた。高広と明日香はカラダ探しを終わらせるために、礼拝堂に向かう。
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カラダ探し 異 原作小説：ウェルザード、漫画：村瀬克俊、映画脚本：土城温美 4.5 全1冊未完 |
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レビュー
赤い人が強い、そして前作より恐怖のインパクトが増してる印象です。
歌は歌ってません。
振り返ってますが、やはり前作のように瞬間移動してきて殺される事は無かったです。ある意味捨て身覚悟でカラダを集める事が出来なそうで少し残念です。
とにかく会ったら絶望的、執拗に追いかけてくるので見つかった場合カラダをどうやって無事に収めるかが気になるポイントです。
前作では放送室は入らないので、音楽を流すのは異ならではの作戦ですね。
高広が赤い人を引きつけるのはシーズン1でもありました。
ただ、やはり作戦が始まった辺りからホラー要素が減っている気がします。主人公らも殺される、逃げなきゃっていう感じではなく、殺されるまでの間にいかにカラダを探せるかっていうゲーム要素が強くなっています。
ホラー要素が好きな方には物足りない展開と思いますが、ゲーム感覚で楽しみたい方には面白いと感じるストーリーだと思います。
続きは毎週土曜更新。
そして、漫画「カラダ探し異」は11/4（金）発売。一気読みしたい場合はぜひ単行本をチェックしてみてくださいね。
シリーズ1：カラダ探し
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カラダ探し 原作小説：ウェルザード、漫画：村瀬克俊 4.5 全17冊完結 |
シリーズ1作目となる「カラダ探し」は、コミック全17冊となります。
構成はカラダ探しの恐怖とゲームを最も純粋に楽しめる第一章と、新ルールが明かされていく第二章、そしてカラダ探しの根源と結末が描かれる最終章に分かれています。
内容については下記記事にて紹介しています↓
＼カラダ探し異を読む／
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シリーズ2：カラダ探し 解
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カラダ探し 解 原作小説：ウェルザード、漫画：村瀬克俊 4.5 全5冊完結 |
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シリーズ2作目となる「カラダ探し 解」はコミック全5冊となります。
内容は、1作目の謎を解明するアナザーストーリーです。なので1作目と一緒に読む事をおすすめします。
読む順番としては、1作目の第二章の後、最終章の前が良いと思います。
詳しい内容については下記にて紹介しています↓
シリーズ1,2,3を全巻無料で読む方法
シリーズ3は少年ジャンプ+で公開中。
シリーズ1,2を振り返りたい方向けに、全巻無料もしくはお得に読む方法を紹介しています。
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最後に
シリーズ3「カラダ探し異」はシリーズ1の「カラダ探し」をぎゅっとコンパクトにまとめた印象の作品。
そのため、色々とルールや設定が異なるがシリーズ1,2同様楽しめるストーリーでした。
気になった方は是非、映画と合わせて漫画も手に取ってみてください。
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カラダ探し 異 原作小説：ウェルザード、漫画：村瀬克俊、映画脚本：土城温美 4.5 全1冊未完 |
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